<マンション購入>
子供も生まれいよいよ夢のマイホーム。(古いか)
妻と一緒に新築マンションを色々見た。

半年ほどじっくり見たところ、
希望の価格で希望の広さのマンションがあり、
無事に購入までに至った。

毎週末モデルルームに足を運び、
思ったより大変な新居探しだったので、
ようやく解放されると思うとホッとした。
<部屋を見ると・・・>
契約関係の手続きも済み、
いよいよ実際の部屋を確認する内覧会の日が来た。

モデルルームの部屋と同じ間取りなのでイメージは出来ていたが、
新しい新居に初めて入るという事でワクワクしていた。

内覧会は部屋のチェックをするというのが目的なので、
細かいところまで色々見ていると・・・

「ねぇちょっとこっちに来て」
妻が私の手を引く。

そこはクロゼット中で、
なんと床に直径2cm程の穴があったのだ。
明らかに何か物を落として出来た穴だ。

しかもその穴を隠すように床と同じ色のシールが貼られていたという。

気になったので他にも良く見ると細かい傷や汚れが目立つ。

こうなったら徹底的にと指摘をしたところ、
100を超える指摘になった。

大手だと安心していたが不安を抱えながら新居を後にした。
<確認>
その1週間後、指摘した箇所が直っているかを確認する、
再内覧会が行われた。

最初とは打って変わってワクワクはなく、
キチンと直っているかの不安しかなかった。

そして案の定・・・半分程度の項目しか直っておらず、
しかも新たな傷が数か所増えてしまった・・・。

引渡まで時間がないので、
こちらの修正は入居時になるとのこと。

普段は怒らない私もこの時ばかりは厳しい口調で指摘した。
向こうは責任者まで出てきて平謝り。

怒りが収まらない妻をなだめながら帰路についた。
<まさかの・・・>
そして入居当日を迎えた。

「さすがにあれだけ言ったし、責任者の人もわざわざ来たし大丈夫であろう」
という期待を胸に新居に向かう。

エレベーターを上がりいよいよ部屋の前に。
妻の顔が強張っている。

ガチャ

部屋の鍵を開け、扉を開けた。

その瞬間、目を疑う光景が目の前に広がっていた・・・。

「壁紙がない・・・」
 「壁紙がない・・・」

内覧会時には貼られていた、玄関正面の壁紙が剥がされていたのだ。

人間不思議なもので、こういう状況になると、
怒りではなく悲しみと、少しばかりの笑みがこぼれるものである。

心を落ち着かせながら担当者に連絡をすると、
電光石火で営業担当と施工担当が駆けつけ再び平謝り。
すぐに対処するとのこと。

どうやら他の部屋で壁紙を変える予定があり、
その部屋と間違えたようだ。

営業担当の顔を見た瞬間、
通り越した怒りが戻って来たらしく、
私ですら初めて見る妻の怒りを目の当たりにした。