質問固定資産税が払えないので遺言を無効にして相続放棄したい

主人の祖父が亡くなり、不動産を相続することになりました。祖父の子は主人の父と姉(伯母)で、主人には姉がいます。義父は他界していますので、伯母と義姉と主人で分割相続することになりました。しかし、祖父が「家は残しておいて、主人に相続してほしい」という遺言を残していました。この家は祖父が住んでいたもので、地方の土地のみが広い古い家です。その他に離れと都市部の事務所を所有していましたが、生前に義姉が都市部の事務所を勝手に相続していました。
遺言に則り、主人が祖父の家を、伯母が離れを相続する方向で進んでいます。しかし、都市部の事務所と離れの固定資産税が年5万なのに対し、祖父の家は年15万以上です。都市部の事務所のように家賃収入は期待できません。まだ私達は収入の少ない20代ですので、住むことのない地方の家のために大金を毎年払い続けることなどできません。目上の伯母に意見をすることは難しいのですが、生活を守るため、祖父の遺言を無効にして相続放棄し、親戚同士で丸くおさめることはできますか。もしくは、相続後に土地ごと家を売却することは可能でしょうか。

回答弁護士に相談するのが先決です

結論からいうと、まず弁護士に相談をしましょう。仮にお祖父さまの遺言を無効にするためには、弁護士の力を借りないと不可能です。もしお祖父さんの遺言を無効にすることができたら、相続人同士で遺産分割協議を行います。要は、遺産をどのように分割するかを話し合うということです。

この場合ですと、本来は質問者さんが家を相続するはずだったので、家自体は質問者さんが相続する流れになるのが通常だとは思います。その上で遺言書を無効にできれば、家と土地を売却しても問題はありません。ただ、遺産分割協議は揉めがちなことではあるので、必ず弁護士に入ってもらってフェアな判断をしてもらいましょう。

また、相続放棄をする場合にも弁護士に依頼しましょう。流れとしては、家庭裁判所に申し立てをして承認されなければいけません。一点注意点は「自分のために相続開始があったことを知ってから3か月以内に申し立てをする」という点です。

この期間内に相続放棄の手続きをしないと、相続をしたものと見なされてしまうのです。一旦相続をしてしまえば、その後に放棄することは不可能です。

固定資産税が年15万円かかるのは非常に負担が大きいと思います。話を聞く限りはベストな方法は、遺言書を無効にして、家と土地を相続した後に売却することだと思います。ただ、その時には「相続後3年以内に売却」するようにしましょう。

そうすれば、売却益から3,000万円を控除できる税制優遇が使えるかもしれません。細かい条件などは、詳しく書いてあるホームページ※があるのでご確認ください。

もし、3,000万円の特別控除が利用できれば、土地と家を高く売却出来た方が手元にお金が残ります。そのため、不動産会社探しは、高く・早く売れる不動産会社を慎重に探しましょう。一番おススメな方法は不動産一括査定サイトを利用することです。

このサイトを利用すれば、複数の不動産会社に一括で査定依頼ができます。そのため、売却する不動産と相性の良い不動産会社を選ぶことができるのです。今回の場合ですと、築古の一戸建ての売却経験が豊富な不動産会社が良いと思います。

一戸建ては築20年~25年で査定価格が0円になります。ただ、リフォームをしていたり、状態が良かったりした場合は別です。さらに、先ほどいった「3,000万円の特別控除」を受けられるかどうかも、家によって異なるのです。不動産会社を比較して、それらを適切に判断できる不動産会社を選びましょう。

https://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/joto-sanrin/h28aramashi.pdf